トムソンベッドの油圧オイルの補充について
皆さま、こんにちは。
今年の夏も蒸し暑い日が続きますね。
さて、今回のテーマは油圧オイルの補充についてお話ししたいと思います。
基本的にはオイルの補充をする必要はほとんどありません。ただし、ベッドが立ち上がる動作中に異常な音がするまたは、最後まで上がらないことがあるようでしたら、補充が必要なサインかもしれません。
オイル補充のタイミング
ベッドを立てる時に、空気を吸うような「ジュルジュル」音がしたら、オイルの補充のタイミングです。
実際に、こちらの動画を見ていただくと分かりやすいと思います。
オイル漏れを放置するのはかなり危険
オイル補充が必要になる場合、どこかから漏れている可能性が高いので、日ごろから床やベッドのベースにオイルが漏れていないかチェックしてみてください。
私も過去に見たことがありますが、最悪の場合、ベッド起こす際に、突然オイルが一気に吹き出してしまい、その後立ち上げることができなくなるケースもございます。もし、患者様の施術中に起こってしまった困りますよね。
修理が完了するまでの間、患者様へご迷惑をおかけすることにもなるので、少しでも異変に気付いたらまずは確認してみましょう。
また、シリンダーからオイル漏れしている場合、部品交換が必須になりますが、近年の材料費の高騰や物価高の影響で、交換費用が約20万円とかなり高額になります。
是非次に紹介する、チェックポイントを参考にしてみてください。
チェックポイント
変な音がしないか
冒頭でもお話しした通り、油圧ポンプにオイルが不足すると、ベッドを立てる際に変な音がします。この音の原因はオイルタンクの液面が下がり、ポンプの吸い込み口から空気もいっしょに吸い込んでしまうからです。
ベッドが最後まで持ち上がらない
「なんだかいつもよりベッドを起こせない」と感じるようでしたら、それはオイル不足が原因かもしれません。これは油量の不足で油圧が十分に機能しないからです。
どこからもオイルが漏れていないことを確認
オイルが漏れるのは、ベッド下のシリンダー付近の場合がほとんどです。確認方法は、実際に手を入れてみてオイルが付かないか確認してみましょう。
上の動画では、素手で確認していますが、オイルがついてしまう可能性もあるので、ビニール手袋を付けて確認してみましょう。
もし、この時に手に油が付くようでしたら、シリンダーの部品交換が必要になるので、その際は弊社までご連絡下さい。
オイルの補充の仕方
オイル漏れがなかった場合、実際にオイルを足していきます。
まずは、ペルビックのクッション部分の、ハンドルを回して上げていきます。
次にオイルのキャップを開けます。
漏斗を使ってオイルを足していきます。
ポイント
ベッドを立てたままオイルを補充するのは絶対にやめましょう。
必ずベッドを倒した状態で作業するようにしましょう。
立てた状態ではオイルタンクのオイルはシリンダーに送られているので、ほぼ空です。必要以上に入り過ぎてしまい、ベッドを寝かせたときに、シリンダーからオイルが戻るので溢れてしまいます。
また、補充の際は一気に足すのではなく、少しずつ入れて確認します。
上から見て、液面が見えるまで入れてください。
ただし、オイルを入れすぎてしまうと溢れてしまうので、注意しましょう。
おすすめは定期メンテナンス
頻繁にない作業とはいえ、自分で行うには少々面倒に感じる方も、いらっしゃるかもしれません。また、どうせならプロに任せてしまいたいという方もいるのではないでしょうか?
弊社では定期的なオイル交換サービスもございます。これは弊社で取り扱う定額メンテナンスサービスの内容の1つであり、オイル交換を含むコースもございます。
月額費用は発生しますが、故障を減らし、長い目で見れば経済的でもあるのでおすすめのサービスです。
ご興味のある方は、是非弊社までお問い合わせください。
ウィリアムス・ヘルスケア・システムズ・ジャパン株式会社
住所:埼玉県川口市戸塚東4-5-17
電話番号:048-287-8145
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